2011年1月10日月曜日

「傾聴」って何だろう?その2

前回は3つある傾聴のうち、自分自身の内面に向かう「内的傾聴」について書いた。
今回は残り2つの傾聴について書いておく。

ひとつは「集中的傾聴」、もう一つが「全方位的傾聴」と言う。
「集中的傾聴」は、意識を完全に話す人に向けるイメージになる。
とにかく相手の言葉はもちろん、微妙なニュアンスやちょっとした仕草も一つとして逃してたまるか!という気持ちで話を聴いている状態。
そんなこと現実にできるかっ!!と思う人も多いと思うけど、地下鉄の駅や公園にいる屋らしい人たちでそう言った人たちをよく見かける(笑)。まわりの目なんかどうでもイイから集中!って感じ。
そんな気持ちで相手の話を聞いてみるとどうなるか?
ただ、突然そんな感じで集中されてしまうと、「これ、ヤバいんじゃないの」って引かれる可能性大・・・・。

最後のが「全方位的傾聴」
相手が話す言葉や目に見えるものだけでなく、感情や空気の流れなどまで関知する。
また、話している相手だけでなくまわりで起きていることも意識した状態。
まるでニュータイプのように、アンテナを張り巡らせ、音や明るさ、温度なんかがどんな状態でその場に影響を与えているかを感じる。
どんなアムロだよ、って思うけど、芸人が観客の反応をキャッチしながら話の内容を軌道修正していく、というのはこれに近いらしい。
スベったらサッサと逃げろってことかね(笑)。


さて、傾聴のスタイルを3つ。
どれが良くて、どれが悪いというものでもなくて、人の話を聞くときは、この3つを行ったり来たりする。
ただし、人の話を聞くときに「内的傾聴」ばかりでは当然しっかり聞くことは不可能。
人の話を聞くときは、「集中的傾聴」「全方位的傾聴」を意識して、「あっ、今は内的だな」と思ったら、集中全方位に軌道修正をするようにすればとりあえずOK。
経験的にこう言ったことを意識しだしてから、ずいぶんと人から話されることが増えた気がする。
それはそれでよいこと何じゃないだろうか。

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